aigoを楽しむ


海外企業での勤務やMBA を主席で卒業をへて、現在フリービット株式会社での人材教育を手がける酒井穣さん。
数々の著作を執筆し、ビジネスパーソンへのメッセージを伝えている酒井さんに、モバイルプロジェクターとプレゼンについて伺いました。

プレゼン事始め 海外企業への就職とMBA
自分がプレゼンに目覚めたのは、オランダの企業に入って英語で自分の伝えたいことをちゃんと伝えなくてはいけないという環境に入った時。そのとき同僚やお客様との一回一回のコミュニケーションで配慮したのは、「自分はどういう目的を達成したいのか」「相手にとってどういうベネフィットがあるのか」「この人信用できそうだというポジティブなことが伝わるか」ということだった。
プレゼンが本当に磨かれるのはプレゼンをする機会が圧倒的に多いMBA。手を挙げて何かを発言することがそもそもプレゼンなんだよね。その中でしゃべるんだったら、他の人が思いつかないバリューってなんだろうって考えた。例えば、マーケティングの話なのに子育ての話をする。子育ての理論を使えばこんな風にして上手に説明することができると。これは全員への貢献にもなる。みんな理解ができて価値のある発言だよね。

プレゼンのプロとして「価値提供のためのプレゼンの工夫」
本当にスライドを使うパワーに魅せられたのはMBA を卒業したあと。その母校で教える機会があって、聴衆は100人以上、しかも熱意だけじゃなくて自分が話そうとする分野に相当詳しい人たちにプレゼンをした時に、ここはレベルが違うと考え出したこと。そうするとみんなのベネフィットになることは絶対。その上でそこで僕が狙ったのは、「モチベーションを高める」ということについて。例えば、授業が終わったらみんなの行動が変わるということ、なんかやる気出ちゃった、みたいな。
そのために、 実際の製品を持ち込んだり映像や写真なんかの飛び道具も使って、いろいろプレゼンを工夫してやってみた。
もちろん、そこに到達するまではいろんな素材を見たり、勉強したり、それを英語として暗誦できるような形にしていたんだけれど。
これがプロとしての第一歩だと思う。

講演機材に気をつけていること

パワーポイント(PPT)がちゃんと映らないことはよくあるよね。経験としては、プロジェクターがつきませんという状況で、ノートパソコンを見せながら講演することもあるよね。プロは映らないことを想定し、自分のパソコンを持っていったりする。だから、このaigo のモバイルプロジェクターみたいに小型でバックアップとして投影できるものを携帯できることは、プロとしてはすごい安心感がある。
それに、iPhone とaigo のモバイルプロジェクターで、ちょっとしたレストランとか想定していなかった時と場所でプレゼンをすることができるよね。そういった想定外のときに自分でプロジェクターを持っていたいというのはずっと考えていた。照度があってかつ持ち運べるという条件をみたすっていうのはやっぱり画期的だと思う。